またまたやって来ました!水戸。今回は言わずと知れた梅の名勝、偕楽園へ。久し振りだったのですが、改めて、感激したのは入園無料なのですね。
全く覚えておらず、券売所を思わず探してしまいました。
いわゆる日本三大名園、金沢の兼六園、岡山の後楽園の中でもタダなのは、ここだけとか。
少々残念なのはこの日、梅は4分咲き。白梅はまだで、観梅本部の人によると今年は10日以上、もしや20日近くも遅いという、めったにない現象。やはり未曾有の天変地異&異常気象の余波か・・・
本来は観光でゆっくり来たいけど、今の自分には、そんな余裕ない。あるわけない・・・。
この日は、天心を応援する美女たちの「天女」コーナーの撮影で来たのです。
前々から告知していますが、近く、このHPでもアップするので、男性諸氏はじめ、女子の方々も乞うご期待!
偕楽園に来たのは、もちろん、梅大使さんが目当て(笑)。さっそく、池田祥子さん、皆川美里さんに登場、願いました。お2人とも、大変真面目で、映画への応援メッセージをどう言うか、どんな内容にするか・・・控室でしばし美女トークで討論、熱論、激論?そのやる気に思わず感激。
さて、場所探しは・・・ということで、観梅本部近くの紅梅の巨木の前に
行ったのですが、あたりには、その木しか満開状態なく、観光客の撮影スポットにもなっており、お邪魔になるので、少し歩くと・・・発見!千波湖という水戸名所の美しい湖を見下ろす崖の上に紅梅、白梅の絶景が・・・。
激論の末(笑)だけあって、メッセージはスムーズ。僕もインタビューのようなスタイルで、自然体に撮影できたかなと。面白かったのは、梅大使さんは基本的に観梅本部の近くで撮影に応じるので、この場所がこんなに綺麗に咲いているのをあまり知らなかったとか。
ちなみに、梅まつりは今月31日まで。イベントや出店も盛りだくさん!
来月になっても、レストハウスや園内の茶店は営業しているそうなので、梅が見ごろならば、ぜひ!詳細は→http://www.mitokoumon.com/
そして、美女は梅大使だけじゃなかった・・・。もう一人、「天女」コーナーで偕楽園に来てもらったのは、美女というより、美少女だった!地元、水戸の名門、大成女子高に通う白石玲子さん、17歳。
これも以前書いたデザイナーの藤代先生の紹介で、水戸コンでのあいさつをさせてくれたのですが、その折、会ったのが先生のブレーンの白石さん。そのお嬢さんが玲子さんだったのです。たまたま、母娘でいらしていたので、今回「天女」のコーナーにご登場を願ったのです。
初対面から、イマドキ珍しい純真かつ清楚なルックスに、すぐ目が行きました。少し話をしても、聡明かつ利発。才色兼備の王道という女の子・・・
制服姿も初めて見たけど、品性の良さが漂い、独特の控えめな可憐さがある梅花とマッチするように撮れた、かなと。本人は大学受験まっしぐら。
お母様の恵美子さんも美女。この美しき母にて、この美少女あり・・・ですね。撮影が終わり、たまたま帰りがけの玲子さんに会ったのですが、その時、屋台で買った大きなじゃがいもを頬張っていた、その顔のあどけなさ、幼さ・・・少女は日々、呼吸し、日々、変わる・・・という言葉を何かの詩歌で読んだけど、まさに、17歳の早春・・・今しかない、切なく、だからこそ輝く美しさ・・・。
その後、すぐ近くの千波湖畔にある映画「桜田門外ノ変」の巨大セットへ。ここは撮影後もセットを残し、展示会やイベントも行う水戸の新名所。この「天心」のHPにもありますが、今月31日まで「六角堂復興パネル展」が開催。
私が撮影・構成した六角堂再建を紹介する記録映画も上映中なので、梅まつりの後は、ぜひ。石井竜也さん発案のカンバッジも販売しています!
詳細は→http://mitoppo.jp/
ここで働く谷田部さんが毎回、天心の事務局会議に足を運んでくれ、貴重なアドバイスをしてくれる熱き男。今回も彼の計らいで、女性スタッフを集めてくれました。もちろん、ここにも「天女」に逢いに来たのです!
とにかく、この桜田門はディテールと広さが凄い!時代劇のセットというと、どこかチープな作り物を想像想するかもしれないが、ここは全然違う。
映画に出演した渡辺裕之さんが、柱や壁の一つ一つが本物でこれほど素晴らしいセットは初めてだった・・・と語っていたほど。
井伊家の屋敷御門の巨大セット前で、女性スタッフたちに、またまた応援メッセージを。お揃いの「桜田門」の文字が書かれたハッピを来てもらい、閉館時間の寒風の中で、みなさん、ありがとうございました!
その帰りがけ、夕暮れの厳しい風が吹く千波湖のほとり。ベンチに腰掛け、暮れゆく湖面を見ながら、ふと・・・佐藤純彌監督の名作「新幹線大爆破」を思い出した。中1の時に観て、その緻密なアイデアと、邦画離れしたダイナミックでスリリングなストーリー展開、高倉健さん、宇津井健さんら超豪華キャストたちの火花散る演技に圧倒されまくり、映画本来の持つ娯楽性に痺れた。
そのアイデアがキアヌ・リーブス主演のメガヒット作「スピード」の原案になったのも有名な話。たまたま、脚本を書かれた小野竜之助さんとは昔、一献させていただき、ハリウッド映画化の裏話など、貴重なお話も伺えた。
寒風に揺られながら、携帯グーグルで検索すると、「新幹線・・・」を佐藤監督が撮られた時は、43歳――。僕より5歳も若かった。
こういう時に必ず、頭に浮かぶ中原中也の詩がある。
「ああ、おまえは何をしてきたのだと、吹き来る風が私に言う」
だから、今しかない・・・