この日まで、3日間水戸に連泊。バスにて大洗水族館へ。都合いい事に水戸駅から直通のバスがありました。
この日は酷い春雨だったのに、駐車場も館内もとても混んでいて、ややびっくり。しかし、周知の通り、風評被害で昨年夏、8割も海水浴客が激減したという大洗。2月の来場者数も前年比3割減と客足の回復には至らないとか。
厳しい経営状況の中で、4月8日まで、10周年記念で入場料を半額に!
大人900円、小中学生が450円で入場できるそうです。
期間中は、100万尾に1匹ともいわれる「奇跡の黄金ナマズ」も特別展示され、大洗では今しか見られない!とか。これ、必見でしょう。他にも名物のイルカショーなど盛りだくさん。詳しくは→http://www.aquaworld-oarai.com/
以前からお目にかかっている河原井館長さんにお会いしたところ、僕に記録映像の撮影をと言っていただきました。
それは、3月24日、水族館前の砂浜で開催される復興祈念のイベント「水族館deアート!」の記録。今日は、その下見と打ち合わせに訪れたのです
イベントは茨城県に住む造形作家の伊藤公象さん、書家の川又南岳先生、舞踊家の萩谷京子さんという超豪華陣が参加!同館前の浜辺で素焼きしてピンク色がかったケイ藻土を伊藤さんと一般参加者が散布。川又先生が砂の上に文字を書き上げ、萩谷さん監修の舞いを娘・紀衣さんらが披露するのです(*詳細は→http://www.artgene.net/event3.php?EID=11372)
有難すぎる言葉に、こうして県内を歩き続ける事の歓びを体感。そのご厚意に答えるべく、全力を注ぎたい!
実は大洗は僕のおばあちゃんの故郷。しかも、おばあちゃんは94歳で今も元気。耳が少し遠い以外には足腰もしっかりして、行方市にある息子夫婦の料理屋を手伝い、お昼の弁当詰めを毎日しています。
ちなみに前回の大震災、つまり関東大震災も小学校の時に体験。しかし、大洗はほとんど揺れず、津波もなく、全く気がつかなかったとか。そんなおばあちゃんの故郷が今、元気を失っている。だからこそ、その砂浜に刻まれて、瞬時に消えていく、日本を代表するアーチストたちの芸術を刻み付け、後世に残したい・・・大洗を、茨城を力づけるモニュメントにしたい・・・と。
皆さんも、3月24日、大洗に行こう!奇跡と軌跡を観に・・・
この日は、川又先生に水戸まで車で送っていただき、阿字ヶ浦の鬱蒼とした森が広がる超神秘的な酒列磯前神社、東京にもまず無いような、広くて素敵な茨城名物のおしゃれな喫茶店「サザコーヒー」本店、そして、水戸にある先生のご子息の居酒屋さん「圓座」にも連れていっていただき、美酒と美味しい創作料理をご馳走にまでなってしまいました。
川又先生は、安倍晋三元首相と共同で、あの有名な「美しい国 日本」の文字を揮毫し、茨城空港で、今年の干支「龍」の文字も書いた国際的な書道家。映画「天心」の実行委員にも入っていただき、もちろん、「天心」の題字をお願いしています。
多くの皆さんに、大変お世話となった一日。ますます映画実現への思いを新たにしました。