平成26年1月18日(土)、笠間ポレポレホール(笠間市赤坂8笠間ショッピングセンター2F)にて、今年の「天心」茨城上映がスタートしました。
開始前から驚くほど大勢のお客様が来場して頂き、本当にありがとうございます。
初日にあたり、木村武山役の橋本一郎さん、下村観山役の木下ほうかさん、それに松村克弥監督の舞台挨拶とトークショーに加え、『出張なんでも鑑定団in笠間』でなんと評価額100万円の真筆と鑑定された天心の書簡と、印刷でありながらも貴重な資料的価値を持つ大観の礼状が会場でも展示。
更に劇中、五浦で厳しい創作活動をしていた頃の武山の白装束や、温水洋一さん扮する狩野芳崖が描く『仁王捉鬼図』のレプリカなど映画の小道具も登場。
また、劇場で制作したパンフレットやチラシが素晴らしい。
まさに、映画と現実が一体となったかのような会場でした。
そして、劇場の表には手描きの大垂れ幕!!
「絵看板」、昔は劇場正面に高々と掲げられ、これを見る所から映画が始まるという夢の入口。
『天心』を夢の入口として掲げられるだなんて誰も想像しておらず、木下さん、橋本さん、監督とも大感激。
しかも、『永遠の0』との競演。
描いたのは県内の方だそうで、石川事務局長はじめ関係者の皆さま心よりお礼申し上げます!
詰めかけたお客様を当初のスクリーンでは収容しきれず、もう1つのスクリーンも開けることに。
なんと、2スクリーンで同時上映するという『天心』始まって以来の大快挙。
それでも入りきれなかったお客様、大変申し訳ございません!
俳優さんも、この日は3回も舞台に上がるという大車輪です。
笠間と言えば木村武山の故郷であり、今でもお孫さんが市内に在住。
早速、橋本さんと木下さんが表敬訪問したところ、武山が画業に勤しんだお座敷で大御馳走となりました。
名物の美味しい栗ご飯を、橋本さんも思わずお代わり!
お腹いっぱいになりました。
笠間の人たちの温かく、優しく、そして郷土と武山を誇りにする力強さを感じた一日でした。