3月3日(日)この日は下館の美術館に参りました。そこで開かれたのが「波山の夕べ」。
天心の弟子で、文化勲章も受賞した陶芸家、板谷波山の故郷です。榎木孝明さん、南果歩さん主演で映画化もされ、この日は彼の誕生日で、「震災とやきもの」というテーマで講座イベントが開かれたのです。
企画をしたのは、地元で大正時代のとても瀟洒な建物で歯科医をされている一木さん。そのお取り計らいで、またも「天心」の飛び入りPRをさせていただきました。本当に感謝、有難うございます!
さらに、波山研究の第一人者、学習院大学の教授で、映画「波山」の原案も担当された荒川正明先生の講演もありました(*下写真・中央の人)
耐震設計などなく、天変地異で一瞬で消えしてしまう茶室のような、日本のもろい建造物には、徒然草にも見られる“無常”がある・・という講義は秀逸。
思えば、天心が愛した六角堂も同じ“無常”の運命をたどったのだ・・・と。
その荒川先生をご紹介いただいたのが長久保徹さん(*上写真・右)。
音楽家であり、歌手であり、詩人であり、エッセイストであり、塾の経営者でもあるマルチ人。あのヤマハポプコンの元関東代表であり、何と「フリーター」という言葉の生みの親だとか!
さらに、荒川先生の親戚で、この日は幼少のころから40数年ぶりの再会になったそうです。長久保さんとは、水戸でのドキュメンタリー映画の上映会で、ライブがあり、穏やかに力強く原発などの社会批判を訴える歌声と姿に感激。その日の打ち上げですっかり意気投合し、以来、嬉しい事に天心も熱く応援してくれています。
とにかく彼の音楽は素晴らしく、レコーディングされたばかりの「咲きわいなさい(幸わいなさい)」は、歌詞といい、女性ボーカルの温かみといい、メロディといい、久々に心に沁みた名曲。
水戸市内を走る車内で聴かせてもらい、あまりの切ない感動に、その日の
一献まで痺れっぱなし。この名曲を今後、僕が演出するテレビのドキュメント番組でも使用するつもりです。
長久保さんの詳細は→http://www.poemix.com/corporate/corporate.html
夕べの会の後、こちらも飛び入りで、打ち上げに参加させてもらいました。
明治時代から受け継がれたという老舗の料亭「荒為」さんの蔵の中が会場!
素敵なお部屋で、ちょうどひなまつりの日ゆえ、春情緒たっぷり。と、そこに、まるでお姫さまのような美人が・・・・!
(*中央がくみさん、左が弟さん)
川崎で美術古陶磁復元をされている繭山さんのお嬢さん、くみさんとその弟さんです。何でも親子3代にわたりお仕事をされているとか。そして、やはりくみさんは東京理科大の準ミスキャンパス!僕の目に狂いなし。
彼女も「天女」コーナーにそのうちアップしますので、乞うご期待。
そしたら、お父様の浩司様が、何と協賛に協力いただいたのです!嬉しい限りで、2時間かけて、下館に来た甲斐を心から感じました。有難うございます。
繭山さんご家族により多くの幸あれ!僕も「天心」実現めざします。