10月19日(日)バングラデシュ・ダッカ大学上映報告

茨城からバングラデシュの文化・芸術活動を支援しているNPO法人国際芸術家里親の会などが、このたびダッカ大学とユダ大学で映画「天心」を上映しました。
現在のバングラデシュは、天心の盟友にしてアジア初のノーベル文学賞を受賞した詩人・タゴールの故郷であり、「亜細亜は一なり」ではじまる天心の著作『東洋の覚醒』『東洋の理想』は、天心がタゴール邸滞在中に構想したと言われています。
イギリスからのインド独立を促すかのような内容をロンドンで出版する所に、天心の強烈な想いが伝わってきますが、彼の後半生に大きな影響を与えたタゴールとの交流を、100年後再びこの映画によって日本とバングラデシュの人たちが思い起こす契機になったのではないでしょうか。
今後も「天心」は、こうした文化や芸術を通じた国際交流に資するための活動をしていきたいと思います。

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